2006年03月02日

熊田博光先生のC型肝炎についての講演

今日は外来診療を終えてから船橋市に講演を聞きに出かけてきました。

第4回東葛C型肝炎研究会学術講演会の特別講演で、「C型慢性肝炎におけるリバビリン併用療法の期待と限界」と題して虎ノ門病院副院長の熊田博光先生がお話しされました。私が会場に着いた時は既に講演は始まっておりました。

ペグイントロン・リバビリン併用療法の適応拡大に伴う講演でC型肝炎のジェノタイプ1b以外での治療についてと、まもなく公表されるB型、C型肝炎の治療ガイドラインお話しでした。今回のガイドラインには、C型肝炎の治療については血清ALT値正常の方の治療、高齢者の方の治療について盛り込んだ点が新しいとの事でした。

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2006年02月25日

論文紹介:C型肝炎の抗ウイルス治療(日本消化器病学会英文誌から)

昨日、日本消化器病学会英文誌(Journal of Gastroenterology)が届きました。

3つの総説(ある話題に関するまとめの論文)が掲載されていましたが、ひとつは
C型肝炎の抗ウイルス治療:過去、現在、未来」と題する大阪大学林紀夫教授らの論文でした。ほんの少し、御紹介を。

構成は次のようになっています。

  1. 抄録(論文全体の簡潔なまとめ)
  2. はじめに (Introduction)
  3. インターフェロン療法の導入 (Introduction of IFN therapy)
  4. インターフェロンに基づいた治療の進歩 (Progress of IFN-based therapy)
  5. ペグインターフェロン・リバビリン併用療法の最近の進歩 (Recent developments in PEG-IFN and ribavirin therapy)
  6. 将来のC型肝炎の抗ウイルス療法 (Future antiviral therapy for hepatitis C)

読者の皆さんはご存知の内容とは思いますが、本日は抄録の概略の和訳を試みます。

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2005年12月23日

ペグイントロン・レベトール適応拡大

昨日、ペグイントロン、レベトール併用療法がいよいよ、ジェノタイプ2および、ジェノタイプ1低ウイルス量の方にも許可されたとの御連絡を頂きました。

詳細は至急把握いたします。

この許可により、治療効果が向上される方が増えることを期待するとともに、お一人、お一人への適応を熟慮の上、御相談させていただきたいと思います。

 

  
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2005年09月05日

高脂血症薬とC型肝炎ウイルス:「抗ウイルス作用/報道の方法」

先程の高脂血症薬の抗ウイルス作用について、私など違い冷静にコメントされている方のブログ記事を読ませていただきまいたので、御紹介いたします。ごもっともです。以下、ブログ「とりとめもない情報 とりとめん」よりの引用です。

「ときどきある追加効用のひとつか。
ウイルス対する作用と、人に対する作用(高脂血症薬)は
作用機序(作用する場所)がぜんぜん異なるので、
分野の異なる両方の作用を示すことは時々ある。
少しは期待できるが、臨床でやってみないと絶対わからない種類の
問題であるので、期待のしすぎには注意が必要である。
(標的組織に十分な濃度いかないなど、問題が起こる可能性も多い)


研究結果はそこそこだが、この記事はよくない。
まだ細胞レベルの状態で、次の動物での臨床試験での効果確認まで
こぎつけていない。先はまだ長いと考えられる。
この状態でここまで報道するのはどうか。
たとえ一筋縄でいったとしても、まだ実用までは程遠く、
数年以上かかることも明白なのに、まったく記されていない。

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高脂血症薬がC型肝炎ウイルスを細胞実験で抑制する?

昨日、興味深いニュースが入りました。

高脂血症薬としてよく使われているスタチン類(フルバスタチン、シンバスタチン、アトルバスタチン、ローバスタチン)に、C型肝炎ウイルスに対する強い抑制効果があることを、厚生労働省研究班が4日までに細胞実験で突き止め、14日から札幌市で開かれる日本癌学会で発表するそうです。

 インターフェロンとの併用ではリバビリンの併用療法を大きく上回る効果が期待できるとして、研究班の加藤宣之岡山大教授らのグループは人での臨床研究を始める方針とのことです。

 臨床レベルでどのような結果がでるかはまだ、わからないと思いますが、今までインターフェロンによる御治療をうけられた方の中で、たまたま、高脂血症の治療をスタチン系薬剤でうけておられた方の経過はいかがだったのでしょうか?もちろん、同じ薬でも治療目的が違えば、内服量が同じとは限りませんので、効果は今後、明らかにされていくのでしょう。良い結果が出ることを期待したいですね。

  
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2005年08月20日

C型肝炎グループ2の方が多い君津木更津地区

だんだん、近づいてきた、来月の肝炎講演会の準備をしています。

私の居住、勤務している君津木更津地区では、C型肝炎ウイルスの型の比率が全国平均とはやや、異なります。

全国的には、グループ1が7割、グループ2が3割くらいかと思いますが、我々の地区で現在の勤務先の病院を受診される方に限ると、グループ1が5割、グループ2が5割くらいになっております。その結果、全体で計算すると、インターフェロンの効き目がやや良くなっております。

なぜ、そういう比率なのかは、感染ルートの推測を進めてみる必要があると思います。

  
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2005年08月09日

本日の外来診療から:ペグインターフェロン注射48週治療を無事完了された方

午後の外来診療でC型慢性肝炎の患者さんが治療の為に受けておられた、ペグインターフェロン(ペガシス)の注射を予定通り、48回済まされ、終了されました。御苦労様でした。

このインターフェロン製剤は従来の週3回の注射ではなく、週1回の注射ですが、注射前に必ず、副作用確認の為の、血液検査を受けていただき、その結果により、注射の可否、注射の量を判断することが義務付けられています。

一口に48回といっても、副作用、仕事を含めた日常生活の調整、通院時間、高額な医療費など、様々な制約を受けながらの48週間で、私の側からは想像の出来ないくらい長く感ぜられる期間であったと思われます。この方は、治療途中、HCVRNA定性は陰性でしたが、今後、陰性持続の確認、他の肝機能検査値の変動など、まだまだ、油断はできません。しかし、まずは、もう一度、御苦労様でした。ウイルス陰性が続きますように。

 

  
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2005年08月05日

ウイルス肝炎検診が40歳以下に。 インターフェロン適応拡大へ。

厚生労働省は27日、保健所で無料で受けられるC型肝炎ウイルス検査の対象者を来年度にも40歳未満に広げることを決めた。」とのニュースです。実際、外来診療中、他科より、治療前の検査で、C型肝炎ウイルス感染と診断される40歳以下の方は少なからず、おられますので、検査を受けていただく価値は大きいと思います。
 
 問題は、どれだけの方が保健所に検査に行かれるかかと言うことだと思います。
 
 将来の肝硬変、肝臓癌を考えると、国民のみんなが受けられと、良いと思うのですが。
 これは、医師の勝手な理屈かもしれませんが。

同日、「C型肝炎の総合対策を検討してきた厚生労働省の専門家会議は27日、抗ウイルス薬インターフェロンを肝硬変や肝がんでも保険で使えるようにする報告書をまとめ、厚労省は提案を順次、具体化する予定。インターフェロンは慢性のC型肝炎には保険が適用されているが、急性肝炎や肝硬変、肝がんでは認められていない。このため報告書は、効能・効果追加の際に優先審査するなどして、適用を進めるよう求めた。
」とのニュースもありました。 早く、審査して頂きたいものです。

厚生労働省の資料  
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